ナイロンと不況
良寛和尚です。
今回は景気低迷のこの時期にちょうどいい話をしたいと思います。
それは「ナイロン」のお話です。「ナイロンと不況とどう関係するのだ。」と思っている
方がいるかと思いますので、ナイロンができた歴史背景を交えて説明します。
ナイロンとはアメリカのデュポン社が開発し製造した化学繊維です。ナイロンは
石炭と水と空気から作られ、クモの糸よりも細く、鋼鉄よりも強い繊維として重宝され
現在は女性のストッキングから、車のシート、釣り糸など幅広い用途で利用されて
います。ナイロンがこの世に登場したのは1938年であり、この年は世界大恐慌から
9年後になります。つまり、デュポン社がナイロンの研究開発を行っていた時期に
世界大恐慌が発生したのです。
デュポン社の研究所は世界大恐慌以前までナイロンの基礎研究を行っていましたが
世界大恐慌を期に応用研究に舵を切ることになり、ナイロンの商品化にこぎつけた
そうです。もし世界大恐慌が発生していなかったら、ナイロンはこの世に出て
いなかったかもしれません。
現在の不況は世界大恐慌以来の大恐慌だと言われています。しかし今回お話しした
ナイロンのように、新たな製品により、イノベーションが創出するきっかけになることも
否めません。世界のキャッシュの動きが滞り、様々な研究開発に支障がでている
ようですが、この時期ナイロンのようなイノベーションを創出する製品であるか
どうかを見極める眼力が求められているのではと私は思っています。
合掌
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